Matsui's Space 松井秀喜ファンサイト

Columnコラム

Full-count 2015, 9, 24, 7, 02015/09/19
【米国はこう見ている】
今もNY市民の脳裏にゴジラの爪跡 松井秀喜がNY対決の史上10傑に選出
勝利への貢献度6位に松井、サブウェイシリーズでの長打率は史上最高

 ヤンキースの田中将大投手が18日(日本時間19日)のメッツ戦(シティ・フィールド)で先発のマウンドに立った。伝統のサブウェイシリーズは、交流戦がスタートして以来、2000年のワールドシリーズを含め様々な熱戦でファンを魅了してきた。

 地元メディアはこのサブウェイシリーズ史に残る活躍をみせた両軍の10傑を、チームの勝利への貢献度を表す「WPA」という指標から選出。元ヤンキースの松井秀喜外野手が堂々のランクインを果たしている。米スポーツ専門サイト「スポーツ・オン・アース」が特集している。

 ゴジラの愛称でニューヨークの人気者となったスラッガーは6位に入った。サブウェイシリーズでのWPAは1・267。1・000が平均とされる指標においては平均以上の指標を手にしている。そして、ある成績に関してはサブウェイシリーズ史上最高だという。

 特集では「マツイのサブウェイシリーズでの長打率は・586で、史上最高の数字となっている。32試合で9本塁打を放ち、31打点を叩き込んでいる。加えて、同じ町を本拠地とするライバルに対するマツイの優位性はすぐに始まっていた。サブウェイシリーズの最初の5試合11安打を含み、8試合連続でヒットを記録した」と指摘している。

ある日に記録されたゴジラの大爆発

 また特集では、ある1日に記録されたゴジラの大爆発について詳細に触れている。「2003年6月28日にヤンキースタジアムでのダブルヘッダーでマツイが成し遂げたことよりも大きな現代サブウェイシリーズでの出来事は、おそらく誰も達成していない。彼は1試合目でメッツ先発ジェレミー・グリフィスから3回に満塁ホームランを放ち勝利を実質的に決定づけると、ナイターでは4打数4安打1四球という成績を残し、9-8勝利に貢献した」と伝説的な活躍を改めて賞賛している。

 10傑の1位は松井氏の親友でもあるヤンキースの「キャプテン」こと、昨季限りで現役を引退したデレク・ジーター内野手。累積値も大きな影響を及ぼすWPAにおいては2・893という優秀な数字を残している。

 2位はメッツで現役のデビッド・ライト内野手。3位はドジャース時代に野茂英雄投手の女房役としてもお馴染みの元メッツ、マイク・ピアザ捕手。4位は現ヤンキースのマーク・テシェイラ内野手。5位は元メッツのオリバー・ペレス投手(現アストロズ)。7位は名ギタリストととしても知られ、ヤンキースで永久欠番が発表されたバーニー・ウィリアムズ外野手。8位は元ヤンキースのジェイソン・ジアンビ内野手。9位は現ロッキーズで元ヤンキースのブーン・ローガン投手。10位は元メッツのリチャード・ヒダルゴ外野手がそれぞれ選出されている。