Matsui's Space 松井秀喜ファンサイト

Columnコラム

サンケイスポーツ サンスポ記者の球界ここだけの話 2015, 9, 24, 7, 02015/12/29
「野球に敬意を」「一番やっていたのは素振り」…松井氏から子供たちへ
 巨人、米大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(41)が27日、川崎市のジャイアンツ球場で野球教室を開催した。少年少女の野球発展、普及を目的に9月にNPO法人「松井55ベースボールファンデーション」を設立。これまでニューヨークやロサンゼルスで野球教室を開いており、日本では初開催となった。

 冬空の下、各都道府県から1人ずつ選ばれた47人の小学生を相手に約3時間指導したが、印象深かったのが質問コーナーだった。「うまくなるために1番大事なことは?」と聞かれた松井氏は、「良い質問だね」とうなずいた後、少し考えてからこう答えた。

 「まずはやっぱり、野球に対して敬意を持つこと。野球道具に対しても、チームメートに対しても、相手チームに対しても、敬意を持つ。そういう気持ちが、一番大事なんじゃないかなと思います」

 相手チームの選手に対しても、敬意を持つ。誰からも愛された松井氏らしい回答だった。また、「毎日していたトレーニングは?」と聞かれると「一番やっていたのは素振り。素振りというのはつまらない。でも、素振りというのはボールがないから、自分の自由にできる。どんなピッチャーでも、イメージできる。僕は(バットが)空気を切る音を聞き分けながら振っていた。(素振りが)僕が一番大事にしていた練習」。小学生相手にも、誠実に答える姿が印象的だった。

 「少しでも野球を好きになってもらえれば。長く続けてもらえれば」という思いで始めた野球教室。栃木・宇都宮市から参加していた小学5年生、工藤真大くん(11)は「とても楽しかったです。松井さんの話を聞けて、すごい勉強になりました。将来はプロ野球選手になりたいです」と目を輝かせた。松井氏のメッセージは、しっかりと届いている。
G-TIMES 2015, 9, 24, 7, 02015/12/11
ゴジラ松井NPO法人設立!『松井55ベースボールファウンデーション』とは?
日米の選手から一目置かれた存在

現役時代は読売巨人軍、ニューヨーク・ヤンキースという日米を代表する名門チームで主力としてプレーし、2012年に現役を引退した松井秀喜さん。現役時代は『ゴジラ』の愛称で親しまれました。

「裏表がなく、人間的にも野球選手としてもあの人以上の選手はいないと思う。」

巨人時代はチームメイトとしてプレーし、メジャーへ渡ってからは、オリオールズ時代に対戦したボストン・レッドソックスの上原浩治選手は、松井さんに対してこのようにコメントしています。また、上原選手だけでなくヤンキース時代のチームメイト、デレク・ジーター選手も松井さんのことを高く評価していました。

野球の普及・発展のためにNPO法人を設立

現在はニューヨーク・ヤンキースのゼネラルマネージャー付きの特別アドバイザーとして、マイナーリーグの選手の指導を行っている松井さんですが、2015年4月13日に自身が代表理事となるNPO法人を設立しました。

その名も『松井55ベースボールファウンデーション』。野球の発展や普及を目的として設立されました。『松井55ベースボールファウンデーション』では、

・少年少女野球の発展および普及
・野球を通じての少年少女の健全育成

以上の2つの理念が掲げられています。


公式Facebookページ
www.facebook.com/matsui55.org

Twitter(@M55Baseball)
twitter.com/M55Baseball

日米で野球教室開催!未来のゴジラ育成へ期待

現在の『松井55ベースボールファウンデーション』の活動の中心となっているのが、少年少女を相手とした野球教室です。2015年10月にはニューヨークでアメリカ人の小学生を対象に、そして11月にはロサンゼルスで日本人および、日系人の小学生を対象に野球教室を開催しました。そして、12月27日には日本でも野球教室が開催される予定です。

「自分自身が野球からいろいろなものを頂いたので、その恩返しとして日本やアメリカの少年少女に野球の良いところを伝えたい。この教室が野球を一層、好きになるキッカケになってほしい。」

松井さんは、『松井55ベースボールファウンデーション』を通しての野球教室開催に対して、このように話しています。自身が小学生で野球を始め、甲子園のスター、巨人の四番、そして名門ヤンキースの四番としてプレーした松井さん。プレー面だけでなく人間性も高く評価されている松井さん。今回のNPO法人設立、そして野球教室などの活動を通して、『未来のゴジラ』の育成に期待したいものです。