Matsui's Space 松井秀喜ファンサイト

Columnコラム

MATSUI55.TV 2010/05/20
チャンスがあれば
はい、皆さん、こんにちは。松井秀喜です。

今年はですね、オールスターがここアナハイムのスタジアムで行われます!

2年前もですね、僕がヤンキースにいた時にヤンキースタジアムであったんですけど、
その時は、怪我をしてしまい・・出ることができなかったんですけど、
今年はですね、もしチャンスがあれば地元でのオールスターに是非出場してみたいなと思っております。

今の成績だと無理だと思いますが、これからまだ時間はありますので、どんどん成績を上げていってですね、
たくさんの皆さんからの投票がくるように、頑張っていきたいと思います!

皆さんもぜひ!オールスター、テレビ中継なり、もしチケットが取れた方は、
ぜひアナハイムの球場まで来て下さい!お待ちしております!

それではまた!
毎日新聞 2010/05/09
「チームへの貢献」に徹して 松井秀が快挙達成
 前日まで4試合連続無安打、7試合連続打点なし。しかし、その長いトンネルの先に、松井秀にふさわしい場面が待っていた。同点で迎えた延長十回1死一、二塁。松井秀はカウント3ボール2ストライクから、マリナーズの守護神アーズマが投じた約153キロの速球を左前にはじき返した。チームを連勝に導く決勝タイムリーで、日米通算1500打点に到達した松井秀は「あとはまた積み上げていくだけ」と、もう前を向いていた。

 日米で打線の中軸を担ってきた松井秀にとって、打点を稼ぐことは「そういう役割を担っているから、もちろん意識する」と話す。ただし、それは個人記録を積み上げることへの意識ではなく、安打でも四球でも「チームに点が入るためのプレー」のすべてを心がけるという意味だ。そのために豪快な本塁打で魅了した日本時代と比べ、メジャーに移ってからは打撃スタイルを変えてきた。その一つが「勝負を早めにする」ことだった。

 対戦する投手の数が多いメジャーでは、球筋を知らないボールが増える。そこで「追い込まれる前に甘い球を打つのが理想」と松井秀。じっくり見た方が長打につながるかもしれないが、カウントが悪くなって知らない球を振らされては、得点に結びつく打撃はできない、と考えたからだ。

 そんな松井秀だから、プロ生活18年で積み重ねてきた節目の数字についても「本塁打以外は、他の選手が還ってきてくれているのだから、僕だけの力ではない」と本心から思っている。考えることはどこまでもチームへの貢献。それが背番号55らしさだ。