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Columnコラム

ブログ報知 もうひとつのMLBスクラップ メジャー担当・楢崎記者のブログ 2010/07/22
松井がまたも古巣撃ち
松井が今季初の2試合連続アーチを放ちました。
それも、古巣のヤンキースから。

不調、不調と言われながらも、ヤンキース相手に
ここぞの集中力で、ドカーンと花火を打ち上げる。
松井秀喜選手の真骨頂を見た気がします。

相手投手はバスケス。彼のシュート系のボールの軌道を
見極めて、スイング。「ちょっと高く上がりすぎたかな・・・と
思っていたけど、届いてくれた」。3ー6の6回無死二塁。
二塁打で出塁したハンターを二塁に置いて右翼席へ
弧を描きました。

ダイヤモンドをまわる松井には敵地なのに、拍手と歓声が
降り注いでいました。

3か月ぶりにヤンキー・スタジアムにやって来た松井。
昨日はロッカーに行く前に、まずはスタジアム職員の
部屋を訪れました。すると、その男性職員からは
「元気か、マツー!」と熱い抱擁で迎えられました。

試合前には辛口で知られるニューヨークのメディアから次々と
クラブハウスであいさつを受け、昔話などに花を咲かせてました。
主将のジーターとも談笑してました。

ファンだけではなく、ニューヨークの人は最後まで松井に温かかった。
スポーツナビ 樋口浩一 2010/07/20
松井秀「打つだけです」=後半戦、勝負の舞台へ
 エンゼルスがマリナーズとの4連戦を3勝1敗で後半戦のスタートを切った。3連勝後の4戦目を延長の末に落とし、スイープを逸した格好だが、逆転優勝に向けてなんとか及第点の戦いぶりであった。
 しかし松井の成績は及第点とはいえなかった。3試合に出場して11打数2安打、打点は「0」。速球に詰まり、変化球に体勢を崩される、そんな姿が目に付いた。第2戦でヘルナンデスのカーブをライト線に弾き返した二塁打は「甘いボールではなかった。うまく打てた」と自画自賛の一打だったが、第1戦のファースト強襲のヒットはバットを折った当たりで決して納得いく打撃ではなかった。

 松井の前半戦は打率2割5分2厘、10本塁打、47打点。出塁率3割3分4厘で長打率は3割9分8厘。打率、出塁率、長打率、三振数(68)は大リーグ8年間で最悪の成績だった。
 もっとも、エンゼルス打線で不振だったのは松井だけではない。ボビー・アブレイユは打率2割5分7厘だったし、フアン・リベラも2割4分0厘と低迷した。その結果、前半戦91試合のチーム打率は2割5分3厘でアメリカンリーグ11位。得点は1試合平均4.52だった。昨季162試合でチーム打率はリーグトップの2割8分5厘、得点は平均5.45。打率が3分以上下がり、1試合当たり1点少なくなったのが、前半戦で地区首位のレンジャーズに4.5ゲーム離された原因だ。

誤算だらけだったエンゼルス打撃陣

「バッターボックスからの攻撃」
 ソーシア監督は開幕前、これを今季のモットーとした。奇をてらったような言い方だが、単純にバットで得点していく、ということである。1番打者のショーン・フィギンズがマリナーズへ移籍し、機動力が低下したぶん、新戦力の松井と進境著しいケンドリー・モラレス、さらに有望新人ブランドン・ウッドの打力で勝負する目論見だった。
 ところがモラレスは5月末に左下腿(かたい)部骨折で今季絶望。ウッドはメジャーの投手についていけず、松井やアブレイユ、リベラらはスランプにあえいだ。ソーシア監督としては誤算だらけの前半戦であった。

 補強ポイントは強打の一塁手または三塁手。ナショナルズのアダム・ダン、ダイヤモンドバックスのアダム・ラローシュ、オリオールズのタイ・ウィギントンという名が挙がったが、マリナーズ4連戦終了時点で動きはない。見返りになる若手がいないのだ。仮に補強が成功しても、また補強がままならなければなおさら松井の復調は欠かせない。
「彼は打点を稼げる打者。信頼感に変わりはない」ソーシア監督は後半戦に向けてそう口にした。

ここ一番で残してきた数々の結果

 松井の長所は「左投手を苦にしないこと」と「勝負強いこと」。最初に関しては前半戦の対左腕の打率が1割8分8厘でいまのところ期待外れ。
 しかし、もうひとつの「勝負強さ」が試されるのはこれからだ。不本意だった前半戦でも得点圏打率は2割9分4厘。松井らしさの片りんはのぞかせていた。ヤンキース時代の恩師で現ドジャースのトーリ監督は「近年、打点の評価は低い。だがチャンスで走者をかえすバッティングをするのはたやすいことではない。打点の多い打者はそれなりのものを持っている」と話す。松井には打点を挙げる才能が備わってる。しかもそれが重要な局面になればなるほど発揮される。記憶に残るタイプなのだ。

 実際、記憶に残る場面は数多い。2003年4月、ヤンキー・スタジアムでのデビュー戦で放った満塁本塁打。同年10月のリーグ優勝決定シリーズ第7戦、同点のお膳立てとなるライト線二塁打。06年9月、左手首骨折から4カ月ぶりで復帰した試合で4打数4安打。そして昨季のワールドシリーズでの大活躍。さらに今季開幕戦でのライト前タイムリーとセンターへの本塁打、などだ。

ライバル相手に本領発揮へ

 では今季、勝負の舞台はどこか? 14試合残っている首位レンジャーズとの直接対決である。昨季、ヤンキースが3年ぶりの地区優勝を決めたレッドソックス戦で松井は決勝打。おいしいところを持っていったわけだが、昨季のレッドソックス戦は打率3割4分4厘、4本塁打、14打点と好成績を残していた。ライバルとの対決に強い。これは記憶に残るための大きな要素である。
 現在のところ、レンジャーズ戦は17打数1安打で0打点とさっぱりだ。昨季は30打数10安打、3本塁打、10打点と得意にしていたから落差が大きい。松井は「打ち損じもあるかもしれないけれど、いいピッチングをされている」と印象を口にした。丹念にコーナーをついてくるレンジャーズ投手陣に翻弄(ほんろう)されているのだ。しかもクリフ・リーが先発陣に加わってより手ごわくなった。

 今季の松井は本調子ではない。それがひざの影響なのか、衰えによるものなのか、それとも今季地区が変わってなじみのない投手との対戦が増えたことによるのか。ただ、そんななかでも後半戦はやらなければならない。
 ここ一番では経験が武器になる。状況に合わせた打撃でより多くの走者をかえす。これが松井に求められることである。「選手ひとりひとりが勝つための準備をしっかりすること。(選手個々の)力が合わされば勝てると思う。僕は指名打者だから、打つことを期待されている。打つだけです」と松井。

 自分の仕事は分かっている。
スポーツナビ 小川勝 2010/07/16
松井秀、後半戦の鍵は左投手の攻略
好不調の波が激しい前半戦

 エンゼルス移籍1年目、松井秀喜の打撃成績がいまひとつだ。
 前半戦を終えて、85試合で打率2割5分2厘、10本塁打、47打点。今年は左ひざの状態もよく、すでに14試合でレフトの守備についている。昨年より試合には出ているのだが、どうも打率が上がってこない。月別の打率を見ると、
 4月=2割7分3厘
 5月=1割8分4厘
 6月=3割1分8厘
 7月=1割9分4厘
となっており、1カ月ごとに上がったり下がったりしている。もちろん、過去のどのシーズンを見ても、月別にある程度の上下はあった。だが打率1割台の月があるというのは、松井にとっては珍しいことだ。
 なぜ、これほど低迷が極端なのか。どのようなケースにヒットが出ていないのか、打率の中身を分析してみたい。

左投手との対戦成績が1割台

 まず目につくのは、指名打者(DH)の時と、レフトの守備についた時の違いだ。DHで出た70試合では打率2割2分5厘。これに対して守備についた14試合では打率3割8分8厘も打っている。ということは、守備につく試合を増やせば打率も上向くように思えるが、現実はそうはいかないだろう。守備を増やせば左ひざにかかる負担も増える。マイク・ソーシア監督も松井本人も、左ひざに関して危ない橋を渡ることはできない。
 さらに言えば、松井の場合、もともとDHの試合より、守備についている試合の方が若干成績は良かった。昨年までの大リーグ通算で、DHの時は「2割8分4厘」、守備についた時は「2割9分4厘」。今年はこれが極端に出ているわけで、例年と違う傾向が出ているというわけではない。

 では、例年と違う傾向が出ているのはどの部分なのか。それは、左投手との対戦成績だ。本来、松井は左投手を相手に成績が下がる打者ではなかった。昨年までの大リーグ通算で、左投手に対しては打率「2割9分4厘」、右投手に対しては「2割9分1厘」だった。つまり、わずかながら、左投手と対戦した時の方が打率は良かったのだ。
 しかし今年は、左投手との対戦成績が「1割8分8厘」。右投手とは「2割8分5厘」だから、こちらはほぼ例年通り。打率が上がってこない一番の原因が、左投手からヒットが出ていない点にあることは明らかだ。これほど左投手に手こずる松井というのは、非常に珍しい。

 前半戦、左投手との対戦は54試合で101打数19安打だった。19本のヒットのうち本塁打が5本、二塁打が3本だから、長打を打つ確率は比較的高い。そのかわり、3.7打席に1回の割合で三振しており、三振する率も高い(右投手に対しては5.8打席に1回しか三振していない)。つまり、左投手と対戦した時は、外野手の前に落ちるようなシングルヒットが少ないということだ。単純化して言えば「当たればホームラン」というフルスイングが多いということだろう。
 後半戦で数字が上向くとしたら、このフルスイングを続けて、ボールをしっかりとらえられるようになるか、あるいは、難しいボールはファウルで粘って、四球がもう少し増えるか、そのどちらかだろう(前半戦は左投手から5四球しか選んでいない)。

レンジャーズ戦の打撃に注目

 こうした左投手との対戦結果を反映して、カード別の打率成績にも極端に数字の低いカードが二つある。
レンジャーズ戦 0割5分9厘(17打数1安打)
ホワイトソックス戦 0割7分1厘(14打数1安打)

 レンジャーズ戦もホワイトソックス戦も、今季前半戦で5試合ずつ出場しているが、合計31打数2安打(6分5厘)しか打っていないのである。レンジャーズ戦ではC.J.ウィルソン、ダレン・オリバーという2人の左投手、ホワイトソックス戦でもジョン・ダンクス、マット・ソーントンといった左投手に封じ込まれている。後半戦に浮上できるかどうかは、レンジャーズ戦がカギになりそうだ。
 というのも、後半戦の日程を見ると、ホワイトソックスとの対戦は9月に3試合残っているだけだが、レンジャーズ戦は、7月22日(現地時間、以下同)から4連戦、さらに7月30日からまた3連戦という予定になっている。このレンジャーズ戦7試合で、どのような打撃ができるか。それによって、今年の成績をある程度占うことができそうだ。

 松井は過去、前半戦を終えて打率の低かった年が2年あった。06年は前半戦「2割6分1厘」だったものの、シーズン終了時には「3割2厘」。09年も前半戦「2割6分5厘」だったが、後半戦で盛り返して「2割7分4厘」まで上がっている。そのまま上がって来なかった年は一度もないのだから、期待はできる。

 エンゼルスは、西地区首位のレンジャーズと4.5差。地区優勝のために、松井がレンジャーズ戦で結果を出すことが必要だ。その意味でも、まずは7月22日からの直接対決4連戦が注目のゲームになる。
MATSUI55.TV 2010/07/16
ちょうどオールスターも終わり
は-い、みなさんー、こんにちは、松井秀喜です。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
僕もだいぶ夏本番といったところでしょうか。

こちらの方はですね、ちょうどオールスターも終わり、
これからはいよいよ勝負どころの後半戦が始まるところです。
エンゼルスは今テキサスと首位争いを演じておりますが、
これからはですね、後半戦勝負どころでしっかりと勝ちを積み重ねていってですね、
必ずプレーオフにいけるようにしていきたいと思っております。

僕自身もですね、前半戦はあまりチームの力にはなれていなかったので、
これからはですね、その部分も取り返して、
そしてお釣りがくるぐらいしっかりと頑張っていきたいと思います!
これからは夏と共に、松井秀喜、本領発揮といきたいと思います!

応援よろしくお願いします!